竜宮城で生き永らえる
3月7日。午後5時から1時間くらい寝ようと思い布団に入ってふと気が付くと午後10時半でした。
この中では6時間半という時間が流れているのですが、私にとっては一瞬の事だったのです。
眼をつむって開けたら6時間半が過ぎていたと、それだけの話なのです。
これは一瞬ではない時間が一瞬の如く感じられかつさほど意味をなさなかった例なのですが、一瞬が強烈な意味を持つ時ってありますよね。
水の入ったコップを倒してしまった時、一瞬でありました。
スマホを落として割ってしまった時、一瞬でありました。
運んでいたハンバーグを落としてしまった時、一瞬でありました。
ベースのケースの肩ひもが千切れ倒して折ってしまった時、一瞬でありました。
他人の話に面白い返しをしようとして思ってもない罵倒を放ってしまった時、一瞬でありました。
これらは多少の時間の長短はあれど全て一瞬と表せるような短い時間だったのです。
しかし、それらは今も私の心の中に残り続け、たまに思い返しては胸を締め付けられるような思い出ばかりなのです。
一瞬で起こったことなのに面白い事ですね。
先ほどの例を挙げる際、一瞬で何かが起こり今も心の中に残り続けていることの中に良いことは一つも思い浮かびませんでした。
考えてみればそういうものなのだろうなと。
何かにつけて失敗というのは一瞬で起きてしまうことですが、成功というのは長い時間をかけて起こしたり、全体を通じて言えることなのだろうなと。
よく出来た世界ですね。
努力すれば報われる訳ではないが努力しないと報われないようにできてやがる。
一瞬の気まぐれでで成功を掴める人間になりたかったなー
この世の理的に多分無理なのでしょう。
結局地道に頑張るしかないのです。
二日目のテストまで後4時間を切りました。
まだやっていないことがいくらかあります。
4時間は起きている限り決して一瞬ではない。
そう思って頑張る次第であります。