落ち要らない楽しさに陥る
学校終わってからすぐに浅草に行ってきました。
以前模試で行ったときも痛感したが東京近いくせに全然行かないのでとても新鮮な気持ちでいけましたね。
あいにく小雨がずっと降ってたんですけどまあ商店街は屋根ついてましたしそんなに弊害はありませんでしたね。
寒いわけでもなかったので。
鯛焼きをひっさしぶりに食べましてね、いやーおいしかった。
鯛焼きの写真は一口喰ってから撮ってないことに気づいたのであげません。
なんというか浅草で食べる鯛焼きというだけでもうプレミアがついている。
既に美味い。
ちなみに鯛焼き屋にあった椅子で食べてたんですけど私以外の客全員外国人でしたね。
というか駅を出てからというものすれ違う人ほとんど外国人だった。
流石にこんな何もない平日の夕方に浅草観光してるのなんて外国人観光客だけですね。
そりゃそうだ。
ここからが本題。
私が何をしに浅草まで足を運んだかというとこれですよ。
寄席です。
落語ずっと見たかった。
実は去年の今頃他人と行く予定をたてたことがあったのですがこちらからおじゃんにしてしまったので結局行かずじまいで1年間経ってしまったのですね。
そんなわけでどうも一人では行きづらい気がしていたのですが今日念願叶っていくこととなりました。
もちろん一人です。
昨日の朝行きたい欲が急激に高まったので純粋に人を誘っている余裕はありませんでしたね。
感想をとりあえず一言で言うなら落語というものを舐めていたと言っておきましょう。
あくまで落語というものを生で見たことがなかった私の稚拙な考えとして聞いて欲しいのですが、どうも落語というのは日本の文化としての価値がバイアスとしてかかっている結果面白いと言われているだけのように思っていたのです。
これは本当に恥ずかしい話です。
ただ、やはり面白い話をするプロが集う場となったら一度行っておきたいと思っていた。
ただそれだけの話だったのです。
昨日今日で色々調べたことをそのまま流しますが、私が行った浅草演芸ホールで行われる寄席というのは落語以外のものも比較的多く取り入れている場だということなのです。
漫才であったり曲芸であったり手品であったり粋曲であったり。
特に人気漫才コンビのナイツはテレビに出るようになった今もよくここで漫才をするとのことです。
まあそんな感じでいろんなジャンルのエンターテインメントが楽しめるとそういうわけなんですね。
それがまあ面白い。
他のをやるから落語が際立つし落語をやるから他のが際立つといういい関係でありました。
そんなに語るのも無粋なので簡潔にまとめると、落語は笑えるのではなく楽しめるのだなと思いましたね。
いや、もちろん笑えるのですが、楽しいが先に来るのです。
ずっと微笑んでみてるところに笑いどころが来るから笑い声が自然と出るみたいな感じでした。
多分落ちなどなくてもこの楽しさは成り立つんだろうなあと思っていました。
抱腹絶倒みたいな感じではないのにとても満足感を得て帰れるのもすごいなあと。
面白さより楽しさに振り切った話、私も出来るようになりたい。
まあ、何年も修業した彼らと同じところに行くにはかなりの努力が必要でしょう。
遅まきながら、面白いの新たな境地を見た気がします。
今日はとにかくインスピレーションがすごかった。
この刺激をもっと早く受けておきたかったなと心底後悔しております。
多分また行きます。
以上。