死神のバースデー
時間って本当に大事だなと思うこの頃であります。
1年前と同じような時間の使い方は出来ないことを実感せざるを得ない。
夜更かしもしちゃうよ。
うん。
さて、昔からよく「時は金なり」と言うもので、時の大切さを表す言葉として今まで伝わってきたのであります。
しかし、果たして時って金と同じほどの価値なんでしょうか。
昨日までの話ではありませんが、必ず人間は死を以て終わりを迎えるのですから、時というのは命と言い換えることができるほどの物であるはずです。
それを所詮人間が作り上げた金などという低俗なものに言い換えてしまうのはいささか時への不敬なのではないか。
絵本だったかなんだったか忘れましたが、命をろうそくの火で表現している話を小さいころに読んだ時にすごい恐ろしい気分になった記憶があります。
この話を思い出すたびに自分のろうがまさに今も解けている絵が脳内に浮かび上がり、居ても立っても居られない気分になるんですね。まあ特に何をするわけでもないんですけど。
今考えてもあれは面白い表現ですね。
生まれつきろうそくの太さや長さには一人ひとり差異があって、残酷にも風が吹いてその火が急に消えてしまう事もあって、しかしどう頑張って生きても最後には結局ろうがなくなって火は消える。
綺麗事というか不謹慎と捉えられかねませんが、ドナーをろうそくで考えると神秘的な感じがしませんか。
細いろうそくにもう一本ろうそくを立てることで火が消えないようにしている。
実際には医療という神秘とは遠い位置づけなのですけど。
あるいは自分で息を吹きかけて消してしまう人も存在する…
考えてみればろうそくも金と同じく人工物ですね。
結局時を表すには物足りない。
そんなことを言ってしまっては時を表せる言葉など存在しないのではないか???
まあ言い換えというのは身近なものに例えることに意味があるので、やはり金が一番しっくり来る気がしますね。
話が違いますが、そのうち人工知能が発達して、もしデジタルな命を作成することができたとしたらそれらは仮想通貨に例えられるようになるのでしょうか。
なんでコインチェックがいいのか兄さん知らないんだ!!!
何はともあれ、時は大切であります。
悪い人に盗られたりしては駄目なのですよ。